新玉の
あらたまの
表現形容詞-語幹
標準
welcome (new year, new spring, etc.)
文例 · 用例
お町は高笑ひするやうに成りて、時は新玉の春に成りぬ、お美尾は日々に安からぬ面もち、折には涕にくるゝ事もあるを、血の道の故と自身いへば、與四|郎は左のみに物も疑はず、只この子の成長ならん事をのみ語りて、例の洋服すがた美事ならぬ勤めに、手辨當さげて昨日も今日も出ぬ。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
そうして新玉の春の空の光がひどく憂鬱に見えるのである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
新玉の年立ちかへる旦かな 隱居目の玉のでんぐりがへる旦かな 熊公世界中ひつくりかへる旦かな 澁六 B 何アんだ、隱居だの熊公だの澁六だのと。
— 堺利彦 『ハガキ運動』 青空文庫
隱居が物識ぶつて『新玉の年立ちかへる旦かな』先づこんな風に云ふものだと作例を示す。
— 堺利彦 『ハガキ運動』 青空文庫
落語家の見識からすると、『新玉の』は本統の發句だが、『目の玉の』は無茶な句だとして、それで聽衆を笑はせようとするんだが、俺の見る所は之に異なりだ。
— 堺利彦 『ハガキ運動』 青空文庫
揚り凧 一度は世に捨て果てて顧みられざった名物の凧も、この両三年已来再び新玉の空に勇ましき唸りを聞かせて、吾儕の心を誘るは何よりも嬉しい。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
こうして道中で年も暮れ、新玉の年は迎えたが、共に祝うべき人もない。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
福岡の城主五十二万石、松平美濃守のお邸は霞ヶ関の高台にあったが、勾坂甚内は徒党を率い、新玉の年の寿に酔い痴れている隙を窺い、金蔵を破って黄金を持ち出した。
— 国枝史郎 『三甚内』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日新玉のについて考えている。
新玉のという言葉は日本語で重要だ。
彼は新玉のの意味を理解している。
この文には新玉のが含まれている。