甲矢
はや
名詞頻度ランク #7611 · 青空 1 例
標準
arrow with feathers that curve to the left (the first of two arrows to be fired)
文例 · 用例
その空をみながら、また街の中をみながら、歩いてゆく私はもはや此の世のことを考へず、さりとて死んでいつたもののことも考へてはゐないのです。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
大人となつた今日でさへ、さうした悲運はやみはせぬ。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
……私はもはや歌はうとも叫ばうとも描かうとも説明しようとも致しません!
— 小林秀雄に 『我が祈り』 青空文庫
それを聴いて感じられるものは、はや気分でさへない、云つてみれば気分の暈縁くらゐな所かもしれない。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
然しもはや其処をさへ跳越えて、インテリ自身が、衣食住だけ足りればいゝ人達の人生観、所謂「ホガラカ」を以て、自分を律しようとするやうにさへなつてゐるのである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
なれは喜ぶなが影の、すがたの海に跳び入りて、眼に腕にかい抱き、それな固有のざはめきに、なれがこゝろはなごむなり、抑へがたなきはた荒き、浪の歎きのかの響き もはや眺めてはゐられなくなつた、跳び込んで、眼に腕にかい抱き、それな固有のざわめきに、なれがこころはなごむのだ。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
ああ舟にのりて行かば、くるほしきなみの亂れもここちよく、ちのみごの夜びえする、あやしきこゑもきかであるべきに、ふるとせひとにかくれて、わがはぐくみしいろぐさのはや涸れぬとぞ、けふきけば薄葉に涙しをるる、よしゑやし、悲しきものはあだがたき、君ならなくに、はやも我が世をのがれいでばや。
— 萩原朔太郎 『浮名』 青空文庫
さびしや空はひねもす白金、はやわが手かたく合掌し、瞳はめしひ、腦ずゐは山路をくだる。
— 萩原朔太郎 『偏狂』 青空文庫
作例 · 標準
弓道では、まず甲矢を放ち、続いて乙矢を射る。
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的の中心を狙う甲矢が、見事に的に命中した。
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古式ゆかしい甲矢の射礼は、厳かな雰囲気に包まれていた。
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