黄牛
おうぎゅう異読 こうぎゅう
名詞
標準
Chinese yellow cattle
文例 · 用例
廿日、戊子、天晴風静なり、将軍家新御所に移徙なり、御車京都より遅く到るの間、御輿を用ひらる、酉刻、前大膳大夫広元朝臣の第より、新御所に入御、大須賀太郎道信黄牛を牽く。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
野雲に舞ひ、黄牛の草に眠るが如し。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
――鈍き眼に頭もたげて黄牛よ、汝はなにおもふ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
山から薪を着けて来た一疋の黄牛が、その旋風に捲きあげられて大根畑の中に落とされた。
— 田中貢太郎 『不動像の行方』 青空文庫
しかるところ、黄色の衣を着、黄牛に車を牽かせて乗り、従者ことごとく黄色な人が通り掛かり、小児を見るとすなわち穀賊何故ここに坐し居るかと問うた。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
坂くだりゆく牧がむれ、牛は練りあし、馬は※、時しもあれや、落日に嘯き吼ゆる黄牛よ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
今ここへ駈け込んで来た人は、身の長およそ七尺もあろうかと思われる赭ら顔の大男で、黄牛の皮鎧に真っ黒な鉄の兜をかぶって、手には大きい鉞を持っていた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
又革卦に於て初九に黄牛之革といひ、九五、上六に、大人虎變、君子豹變といふ辭のあるのは、明らかに皮革の革の義であるらしく見えるが、彖傳では天地革而四時成、湯武革命などゝいひ、象傳で治暦明時の義に解釋するのは、いづれも元來の意義でないやうに考へられる。
— 内藤湖南 『易疑』 青空文庫
作例 · 標準
例句