柄にもない
がらにもない異読 ガラにもない
表現形容詞
標準
out of character
文例 · 用例
ある勇みをもって……ある喜びをすらもって……柄にもない啓蒙的な仕事に時間を潰そうとしていること。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
代議士の妾宅であつたその家は、却々立派であつたので、私は『結構なお住ひです』なぞと、柄にもないことを云つて、又あらたな後悔をするのであつた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
」「厭味たらしい、およしなさい、柄にもない。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
が、宝丹は用心のために、柄にもない船頭が買ったんですが。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
「柄にもない、君はしきりに河鹿を気にしているね。
— 岡本綺堂 『河鹿』 青空文庫
九歳十歳ばかりの其の小兒は、雪下駄、竹草履、それは雪の凍てた時、こんな晩には、柄にもない高足駄さへ穿いて居たのに、轉びもしないで、然も遊びに更けた正月の夜の十二|時過ぎなど、近所の友だちにも別れると、唯一人で、白い社の廣い境内も拔ければ、邸町の白い長い土塀も通る。
— 泉鏡花 『雪靈記事』 青空文庫
九歳十歳ばかりのその小児は、雪下駄、竹草履、それは雪の凍てた時、こんな晩には、柄にもない高足駄さえ穿いていたのに、転びもしないで、しかも遊びに更けた正月の夜の十二時過ぎなど、近所の友だちにも別れると、ただ一人で、白い社の広い境内も抜ければ、邸町の白い長い土塀も通る。
— 泉鏡花 『雪霊記事』 青空文庫
柄にもない華奢な洋杖蝙蝠傘などを買って来たのがそもそもの過りであった、私は苦笑して、その柄と尖とを両手に持った。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
普段は無愛想な彼が、柄にもない甘い言葉を口にしたので、彼女は思わず吹き出してしまった。
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泥臭い現場仕事がモットーの自分が、こんな高級レストランで接待を受けるなんて柄にもないことだ。
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柄にもない親切心を出して知らない人に道案内をした結果、自分まで迷子になってしまった。
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