戦災者
せんさいしゃ
名詞
標準
war victims
文例 · 用例
戦災者引揚者急援同盟」の慈善鍋のマイクから流れる声を、聴くともなしに聴いていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
この美しい京の都にも、春にそむいた家なき十万人の戦災者引揚者が流れて来ていることを、忘れないで下さい。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
戦災者引揚者急援同盟募金成績第一回 七百五十二円三十銭 四月十三日 於円山公園第二回 三百四十三円十銭 四月十七日 於嵐山「なんだ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「文楽の女って、皆哀しい女ばかりだけど、姉さんも哀しい女になってしまったのね」 東山では「悲願戦災者救援同盟」の慈善鍋が出ていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
あんたも戦災者の一人でしょう、だから、受け取る権利がある」「権利はあっても、受け取らねばならぬ義務はないでしょう」「しかし、姉さんを救う義務はあるでしょう」 そう云うと弓子はふと鶴雄の顔を見つめた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
なんといったって、私は、ほとんど無一物の戦災者であって、妻子を引き連れ、さほど豊かでもないこの町に無理矢理割り込ませてもらって、以てあやうく露命をつなぐを得ているという身の上に違いないのであるから、この町の昔からの住民に対しては、いきおい、軽薄なる社交家たらざるを得なかった。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
どうにもならない戦災者の棄鉢で、やたらにその男にものごとを頼みに行けば、その男は万事快く肯いてくれるのではあるが、それでいてやはり私は薄暗い翳にうなされているようだった。
— 原民喜 『曲者』 青空文庫
七十万人近くを殺し八百三十余万人の戦災者を出し、未亡人と遺児たちを作った。
— 宮本百合子 『婦人の一票』 青空文庫
作例 · 標準
戦災者への支援は、長年にわたり続けられてきた。
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この記念碑は、戦争で亡くなった戦災者を悼むために建てられた。
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「当時、多くの戦災者が故郷を追われ、避難生活を送っていました。」
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