上掛け
うわがけ異読 うわかけ
名詞
標準
second dyeing
文例 · 用例
三十以上掛ける様になれば名人なさうである。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
隅には茶色の箪笥が置いてあり、もう一方の隅は白い上掛けをかぶせた寝台があり、窓の左側には化粧台があった。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
ところが、やんがて夜になつて、猶奴のやつが自分の荒ら家の戸を閉めきつて、長持の中の銭を一とほり勘定し終つてから、上掛けをかぶつて、猶太流に祈祷をはじめをつたと思ひなされ――何か物音がするだよ……ひよいと見ると――窓といふ窓から、豚の鼻づらがうちん中を覗き込んでるでねえか……。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
これらの幽遠な周圍のなかに、影が高く立ち、積み夜具と枕に、雪白のマルセイユ木綿の上掛けが白く光つてゐた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
一枚の暖かい、鼠色の毛布を持って来て、それを敷物にも上掛けにもするのである。
— シュニッツレル Arthur Schnitzler 『みれん』 青空文庫
彼はただ自分の法衣を脱いで、それを上掛けの代わりに体に掛けただけであった。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
バレリイ嬢が椅子を勧め、上掛けを脱がしてくれた。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫