里内裏
さとだいり
名詞
標準
imperial palace temporarily built outside of the great imperial palace (Heian period)
文例 · 用例
土地検分では五条あるという、五条の都に内裏が建てられぬ道理はない、まず里内裏をつくるべきだ」 これが会議の決定となった。
— 第五巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
里内裏老木の花もほのめきぬ明治四十一年明易き第一峰のお寺かな明治四十一年五月二十八日 蕪むし会。
— 高浜虚子 『五百句』 青空文庫
九条家の敵は久我源氏の土御門通親で、兼実の女宜秋門院には皇子の御誕生がないのに、通親の養女|承明門院には土御門天皇がお生れになり、通親の土御門邸が里内裏になるという形である。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
――天皇の鸞輿は、もう今しがた、二条の里内裏をお立ち出でと、沿道ではつたえていた。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
――みかどには、先ごろから、皇居を二条富小路の里内裏(町なかの仮ノ御所)へお移しあったと、うけたまわる。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
六波羅両庁と、二条富小路の里内裏のあいだは、まさにこんな磨ぎすまされた空気だったにちがいあるまい。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
里内裏とはいえ、地域は広大だ。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
その六波羅の軍兵が、まずまっ先に殺到したのは、当然、二条富小路の里内裏であった。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代、内裏が火災で焼失したため、一時的に里内裏が使用された。
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里内裏は、天皇が正式な宮殿に戻るまでの仮の住まいとして機能した。
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源氏物語にも、里内裏での雅な生活が描かれている場面がある。
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