艦外
かんがい
名詞
標準
文例 · 用例
しかも軽装快馬のサラセン武士が馬をめぐらして重鎧の十字軍士を射るがごとく、命中する弾丸多くは二艦の重鎧にはねかえされて、艦外に破裂し終わりつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
わがうち出す速射砲弾のまさしく彼が艦腹に中りて、はねかえりて花火のごとくむなしく艦外に破裂するを望みたる武男は、憤りに堪え得ず、歯をくいしばりて、右の手もて剣の柄を破れよと打ちたたき、 「分隊長、無念です。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
わがうち出す速射砲弾のまさしく彼が艦腹に中りて、はねかえりて花火のごとくむなしく艦外に破裂するを望みたる武男は、憤りに堪え得ず、歯をくいしばりて、右の手もて剣の柄を破れよと打ちたたき、「分隊長、無念です。
— 徳冨蘆花 『小説 不如帰』 青空文庫
彼は出發以來艦外の世界をこれほど近く、これほど明瞭に、見たことはなかつた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
戦闘速力のため艦外へ飛ばされそうなくらい烈しい動揺と風圧の中にも、生き残った総員は一刻の憩いもなく、修繕や喞筒作業の手を続けなければならなかった。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫