玉壺
ぎょっこ
名詞
標準
文例 · 用例
多門通りより元の道に出てまた前の氷屋に一杯の玉壺を呼んで荷物を受取り停車場に行く。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
塵をだに容さず澄みに澄みたる添景の中に立てる彼の容華は清く鮮に見勝りて、玉壺に白き花を挿したらん風情あり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
天下の酒徒なら“玉壺春”の名を知らぬものはありません。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
どうぞこれからは兄弟分の端と思ってお叱りを」 と、ここに好漢同士の刎頸の交わりがまた新たに結ばれ、銘酒“玉壺春”の泥封をさらに二た瓶も開いて談笑飽くなき景色だった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
“玉壺春”やら金鱗の鯉やらで、ゆうべもあれで、したたかに飲み、そして食べてもいたのだろう。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫