袴着
はかまぎ
名詞
標準
ceremony fitting child with a hakama
文例 · 用例
古の女は、下賤なるも袴着たれば、下裳さへなく唯肌着を紐にて結びたり。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
無論、私を呼んだと思わないから、構わず行こうとすると、(なあ、)と、今度はちっとぼやけたが、大きな声で、そして、(袴着た殿い、な、)と呼懸ける、確かに私を呼んだんだ。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
「袴着た、」と言うのか、「墓場来た、」と言うのか、どっちにしても「殿」は気障だ。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
我はあるは壁に畫ける神童の面の、緑なる草木の間にほゝゑめるを見、あるは日ごろ半ば神のやうにおもひし、紫の韈穿ける議官、紅の袴着たる僧官達を見て、おのれがかゝる間に入り、かゝる人に交ることを訝りぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
第二の皇子が三歳におなりになった時に袴着の式が行なわれた。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
小さいうちにあなたの子にしてもらえば、子供の将来を明るくしてやれるように思うのだが、失敬だとお思いにならなければあなたの手で袴着をさせてやってください」 と源氏は言うのであった。
— 松風 『源氏物語』 青空文庫
しばらく、あの人に預けて、袴着の式なども公然二条の院でさせたいと私は思う」 源氏はねんごろにこう言うのであったが、源氏がそう計らおうとするのでないかとは、明石が以前から想像していたことであったから、この言葉を聞くとはっと胸がとどろいた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
袴着の式だっても、どんなに精一杯のことをしても大井の山荘ですることでははなやかなものになるわけはない。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
数え年で五歳になった息子の袴着の儀を執り行うため、明治神宮へ家族で参拝に出かけた。
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袴着のお祝いとして、遠方に住む祖父母から家紋の入った上質な仕立ての袴が贈られてきた。
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古式ゆかしい袴着の儀式で、息子が初めて大人と同じ袴を履く瞬間の緊張した顔を写真に収める。
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