将高
しょうこう
名詞
標準
文例 · 用例
今日紀州|船将高柳楠之助方へ私より手がみおや候所、とりつぎが申ニハ高柳わきのふよりるすなれバ、夕方参るべしとのことなりしより、そこで直次郎おゝきにはらおたてゆうよふ、此直次郎昨夜九ツ時頃此所にまいりしニ、其時高柳先生ハおいでなされ候。
— 慶応三年五月二十八日 お龍あて 『手紙』 青空文庫
万一、旗をかくして、埋伏の計もやあると、入念に見ましたが、守将高山右近長房以下|悉く、一刻半ほど前に、田上山(羽柴秀長の陣地)のふもと辺りまで、遠く退却いたしたようにござりまする」 玄蕃允は手を打って、「逃げおッたか」 と、哄笑し、幕僚たちを顧みて、重ねて、「――右近は逃げたと申すよ。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
曹操麾下の夏侯惇は、呂布の大将高順と名乗りあって、五十余合戦ったが、そのうち高順が逃げだしたので、「きたなし、返せ返せ」と、呼ばわりながらあくまで追い馳けまわして行った。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
「ふがいなき味方かな」と、大将高順は部下を叱咤し、張飛の前に立ちふさがって、鏘々、火花を交わしたが、たちまち、馬の尻に鞭打って、潰走する味方の中に没し去った。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫