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病相

びょうそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
そして同病相憐む心から私は急いで其處を通り過ぎねばならなかつた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
ついで、彼は全国の支店、直営店へ、肺病相談所の看板を揚げさせると同時に、全快写真を提供した支店、直営店に対しては、美人一人あたり二百円、多数の医師に治療を受けたる者二百円、普通百円の割にて報酬を与える旨、通告した。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
そして同病相哀れむ心から私は急いでそこを通り過ぎねばならなかった。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
病相哀れむゆえんであろうか。
寺田寅彦 カメラをさげて 青空文庫
地に転びてようよう起ち、力無ければ争い得ず、悄然として立去るを、先刻より見たる豆府屋は、同病相憐の情に堪えず、「こう老爺様まあ待ちねえ、婆様ちょいと。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
晩酌には、同病相憐むといつた風で、尺八老に一杯おせつたいした、彼の笑顔は焼酎一合のお礼としては勿躰ないほどよかつた。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
隆吉は同病相哀れむで、似たやうな夫婦もあるものだと思つた。
林芙美子 崩浪亭主人 青空文庫
第五章 心強くなる工夫同病相憐むに出でたる余の気弱 前章に僕は外柔内剛につき少しく述べたが、内剛については所説のいまだ竭さぬところがあったから、いま章をあらためて所感を述べたい。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫