居ながら
いながら
副詞
標準
from one's home
文例 · 用例
著者は東京に住んで居ながら、故郷上州の平野の空を、いつも心の上に感じ、烈しく詩情を敍べるのである。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
米を食つて育つて居ながらかういふ事をいふのはすまないが、水田といふものゝ景色は何故か私には陰氣な不健康な感じを與へる。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
それほど近所に居ながらこれも這入ったのはただ一度だけであったし、見たものの記憶の薄れたことも同前である。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
私はよく友人の井汲や小島と、それ/″\の作家に就て度毎に議論をし合ひますが、三人の意見が、例へば前に擧げた四つの作では完全に一|致して居ながら「和解」に於ては全く違つてゐて、今でもまだ議論をし合ひます。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
殊に自分の投宿した中西屋といふは部室數も三十|近くあつて湯ヶ|原温泉では第一といはれて居ながら而も空室はイクラもない程の繁盛であつた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
席を片側へ十五ぐらゐ一杯に劃つた、たゞ両側に成つて居て、居ながらだと楽々と肘が掛けられる。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
兄貴が造えて不当の利益を貪って居るのを、此の眼で見て知って居ながら、そんな酒とても飲まれません。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
佐吉さんが何も飲まないのだから、私一人で酔っぱらって居るのも体裁が悪く、頭がぐらぐらして居ながらも、二合飲みほしてすぐに御飯にとりかかり、御飯がすんでほっとする間もなく、佐吉さんが風呂へ行こうと私を誘うのです。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
作例 · 標準
最近は、居ながらにして世界中の商品が買える。
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会議はオンラインなので、居ながらにして参加できる。
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彼女は、居ながらにして家族の世話をしながら仕事を続けている。
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「え、この注文、もう届いたの?居ながらにしてこんなに早く!」と妻は驚いていた。
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