糧米
りょうまい
名詞
標準
rice (as provisions)
文例 · 用例
信綱は持久の策を執る決心をして居たから、兵糧米を充分に取寄せて諸軍に分った。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
我軍の力|猶壮んなる今、敵営を襲って、武器糧米を奪うに如くはない。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
城は亂世に妻子糧米、器具を入れる物置である。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
彼の言うところに拠ると、先年かの蛮地の奥へ米を売りに行ったときに、三尺の布と、幾|升の糧米と、一羽の赤い雄※と、一升の酒とを或る蛮人に贈って、生きながら虎に変ずるの秘法を伝えられたのであった。
— 捜神後記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
それは官軍が彰義隊から分捕った糧米を、その見物の連中に分配しますと、我も我もと押し迫り、そのゴタゴタ中に一俵二俵と担いで行く……大勢のことで、誰がどうしたのか、五十俵百俵はたちまち消えてなくなる。
— 上野戦争当時のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
然らば、その仔細を聞かせよといつたら、老人が話すには、それは太閣様小田原征伐の一年前で、明年ここへ十万の兵が来るから、予め糧米や馬秣を用意する為に小吏では事の運ばぬを恐れてか、本多様は自分でここえ御出になつたのだといふ。
— 勝海舟 『旗本移転後の始末』 青空文庫
然らば明年になつて糧米馬秣は如何にしたかと問ふたら、答へるには十万の兵が来た為に米は却つて安くなつた。
— 勝海舟 『旗本移転後の始末』 青空文庫
且つ又上様(家康)の御仕合には、沼津の海岸は常に浪が荒くつて、糧米などを大船から陸揚げすることはむづかしいのに、この当時には丁度天気がよくつて浪も穏やかであつた為に、他国からも糧米を容易に輸入することが出来たからだ。
— 勝海舟 『旗本移転後の始末』 青空文庫
作例 · 標準
戦時中は、一般家庭への糧米の配給が厳しく制限されていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
城に籠城するにあたり、兵士たちのための糧米を十分に確保することが最優先課題だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
豊臣秀吉は、敵の城への糧道を断つことで、糧米を尽かさせる戦術を得意とした。
幻辭AI · gemini-2.5-pro