物思う
ものおもう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to worry
文例 · 用例
そうして単に雪後の春月に対して物思う姿の余情を味わえば足りるであろう。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
若干か、お銭にするだろう、と眼光|炬のごとく、賭物の天丼を照らした意気の壮なるに似ず、いいかけて早や物思う。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
それなので、「人とは如何なるものであるか」との問いに対して、「人とは物思うものである」と答えるのも間違いではない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
十五夜の月が、淋しく物思う地上の一人子を哀れむように照らしております。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
物思うかれの身に月日は早くたった。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
物思う側の彼女をも、思われた唯一人の幸福者をも記そう。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
げに物思う折の現はまた一場の夢なりかし。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
物思う身に秋は早くも暮れて、櫟林に木枯しの寂しい冬は来た。
— 白柳秀湖 『駅夫日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最近、仕事のことで物思うことが多いようだ。
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何かを物思う彼の表情は、とても寂しげだった。
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将来への不安に、一人物思う夜を過ごす。
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