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名詞
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標準
文例 · 用例
仮りに神の御旨を人の子の側にも当めんか、最初に神の脳裡に構へられし静止せる理想郷に逆源するのみ。
中原中也 地上組織 青空文庫
あわててそれをめ直しながら、「見ろこの釦は。
平出修 公判 青空文庫
車も歳月の力と人の力とに磨り減らされて、繩が辛而ツてゐる位だ。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
中には、庸三がもっている場合だけの彼女に当てまるような種類のものも無くはなかった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
これまでお前が、自分を或る外界の型にめる必要から、強いて不用のものと見て、切り捨ててしまったお前の部分は、今は本当の価値を回復して、お前に取ってはやはり必要欠くべからざる要素となった。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
だから、左手の不随なラザレフは床に手燭を置いて右手で把手を廻してから、左の肩口で扉を押して出ようとしたのだが、あいにく扉は紐の間隔しか開かないから、出ようとした機みが半身になった肩口をスッポリその中にめ込んで、頭から右腕にかけて動けなくなってしまったのだ。
小栗虫太郎 聖アレキセイ寺院の惨劇 青空文庫
そして、感光膜の輪を鉄管の先端にうまくめ込むと同時に、鈎切につけたもう一本の糸を操って感光膜を結びつけた糸を切り、更に、その鈎切で、垂直下に当る動力線の一点に傷をつけたのです。
小栗虫太郎 聖アレキセイ寺院の惨劇 青空文庫
幸に竜池は偽善を以て子を制しようとはしなかった。
森鴎外 細木香以 青空文庫