衒学的
げんがくてき
形容動詞
標準
pedantic
文例 · 用例
斯の如き男にとつて、世間は荒いか、さもなくば衒学的に思はれたであらう。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
彼等は衒学的なものを嫌い、貴族的な尊大感に反抗し、民衆的な気取らない直情主義で、率直に思想を語ろうとした。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼は衒学的な口を利くことを好むが、彼には深い思惟の素養も脳力も無い筈である。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
彼もしくは彼女の機智頓才、魅力弁力、その衒学的の博引広証、いずれも一時的に人を煙に捲くに足る。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
こんな風に衒学的な装飾を施しておかないと、あいつらは俺を馬鹿にして仕様がないんだ。
— 牧野信一 『夏ちかきころ』 青空文庫
そして彼は、一躍厳格な学究の徒になつた気がして、衒学的に眉を顰めて、幕の間から暫く外景を覗いたりした。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
十年間の多産豊饒な漱石の文学作品を見渡すと、ごく大づかみないいかたではあるが、藤尾風な趣味的・衒学的女は初期の作品に現れただけで姿を消し、藤尾の性格の中から、ゴーチェの「アントニイとクレオパトラ」を愛読するロマンティックな色彩をぬき去った女の面が、次第に現実的に発展させられて来ている。
— ――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 『歴史の落穂』 青空文庫
こうした説明は、とかく衒学的に見えるものでなるべくならば物語からは省きたいのですけれど、話が骨抜きになっては面白くありませんから、まあ、我慢してきいて下さい。
— 小酒井不木 『新案探偵法』 青空文庫
作例 · 標準
彼の衒学的な態度は、かえって自分の無学を隠しているように見える。
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その論文は衒学的で、肝心の主張がどこにあるのか不明瞭だ。
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衒学的な言い回しは避け、平易な表現を心がけることが大切だ。
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