曽孫
ひまご
名詞
標準
文例 · 用例
子供から孫、孫から曽孫、ずっと大将を譲り受けるんだからなあ。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
『おばあさまいつまでもおたっしゃで……』 近処の者は近頃ひどく老い込んだ様子で曽孫の子守をしてゐる老婆を見るとさう挨拶した。
— 金田千鶴 『霜』 青空文庫
老婆は引き続いて生れる曽孫の子守を次々に引受けた。
— 金田千鶴 『霜』 青空文庫
淡海公の孫、大織冠には曽孫。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
大和の吉野山から白山桜をはじめてここへ移植した平右衛門の曽孫で、界隈きっての旧家。
— 日高川 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
だから、私の恋愛結婚が非常にうまく行って、九人の孫、三人の曽孫があって、円満に行っているからというて、そう真似できるものだと思ったらいけない。
— 小林一三 『宝塚生い立ちの記』 青空文庫
どこか信州の山の中に、先祖が「これは欣次衛門の曽孫にして山を好む者に与えるものなり」と条件つけた土地を、五、六万町も残していないかな。
— 石川欣一 『可愛い山』 青空文庫
ウジャウジャするほどの孫や曽孫に取りかこまれている人たちにくらべて、さびしいといえばさびしいが、世の中には、たった一人の肉親さえなくて、広野の一本杉のように生きている人さえ、少なくないのだ。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫