振りまく
ふりまく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
標準
to scatter
文例 · 用例
女中は気を利かしたつもりか、食品の皿を運んで来たときにちょっと愛想を振りまくのほかは、あとは影を潜めています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
またそれから一段下の階級にはどんな女がいるのだか、まあ私にはあまり興味が持てない」 こう言って、通を振りまく中将に、源氏はもう少しその観察を語らせたく思った。
— 帚木 『源氏物語』 青空文庫
こうした連中に接しているうちに、侯爵もついついそうした言葉だけを振りまくのに馴れてしまったのだと思うのです。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
それから四、五間ほど引下がったところにまた振りまく。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
彼が振りまく粉薬も一種の秘薬で、蛇を毒するものに相違ない。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
もう一つ、かのうわばみと戦うときに振りまく粉薬というのも、やはりその物に何物かを調合するのであった。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
勿論彼女とても、時としては、至極靜な媚びを湛へて彼を迎へることはあつたが、それは彼の妻が近づく男達の誰彼に對して振りまくそれのやうに、對照に比例して變化させたりまたその效果を充分意識してするものとは全く違つて、自然に流れた自分の友人に向ふ媚びのやうに綺麗な靜なものであつた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
ずらりと並んだ講演会の協賛ハードウエアメーカーに遠慮でもしたのか、彼は「集合的IQによって企業は生産性を高められる」と、化学調味料を振りまくような見解も述べた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
作例 · 標準
節分の豆まきで、年男たちは威勢よく「鬼は外、福は内」と叫びながら豆を振りまいた。
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春になると、農家の人が畑に種を振りまき、新しい作物の準備を始める。
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パレードの山車の上から、色とりどりの紙吹雪が華やかに振りまかれた。
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標準
to lavish (money, charm, etc.)
作例 · 標準
彼女はパーティー会場で、誰にでも分け隔てなく愛想を振りまいていた。
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選挙候補者は駅前に立ち、道行く人々に笑顔を振りまきながら支持を訴えた。
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彼はその場の雰囲気を盛り上げようと、冗談や остроумиеを惜しげもなく振りまいた。
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