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弉冊

弉冊
名詞
1
標準
文例 · 用例
『日本紀』一に伊弉冊尊火神を生む時|灼かれて崩りましぬ、紀伊国熊野の有馬村に葬る。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
加之何なのぢや、それ、国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、大苫辺尊、面足尊、惶根尊、伊弉諾尊、伊弉冊尊、それから大日霊尊、月夜見尊、この十柱の神様はな、何れも皆立派な美徳を具へた神様達ぢやが、わが天理王の命と申すは、何と有難い事でな、この十柱の神様の美徳を悉皆具へて御座る。
石川啄木 赤痢 青空文庫
男体山には伊弉諾尊を祀り、女体山には伊弉冊尊を祀る。
大町桂月 秋の筑波山 青空文庫
講義の声「それ大君は、上古|伊弉冊尊、天日を請受け、天照大神を生み給い、この国の君とし給いしより、天地海山よく治まりて、民の衣食住不足なく、人の人たる道も明らかになれり。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
字は禄所が正しいという説もあるが、本社祭神は大己貴命、相殿として素盞嗚尊、伊弉冊尊、瓊々杵尊、大宮女大神、布留大神の六座(現在は大国魂神社)。
江見水蔭 怪異暗闇祭 青空文庫
(二)人間は如何にして、結婚の道を知るに至りしや、日本神話は答えて曰く、伊弉諾、伊弉冊、鶺鴒の交尾するを見て、はじめて男女文媾の法を覚り給えりと。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
その生出の神話に曰く、伊弉諾、伊弉冊二尊、倶に議りて曰く吾已に大八洲及び山川草木を生めり、何ぞ天下の主たる者を生まざらんと。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
日本神話は、天地開闢説を以てはじまり、其間に天神の系図を載せ、而して後に、伊弉諾、伊弉冊二神の国土、山川、草木生成に及ぶ。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫