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滅々

めつめつ
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
たとへば顕微鏡を持ち来つてこの壁を仔細に検視せよ、恐らくは人を代ふるも数ふる能はざる程の無数のバチルスありて、刻々生々滅々しつゝあらむ。
石川啄木 閑天地 青空文庫
陰々滅々静かであった。
国枝史郎 五右衛門と新左 青空文庫
で、幾十となく作られてある部屋の、幾筋となく作られてある廊下の、館のような大屋敷は、夜に入ってはひときわ寂しく、化物屋敷さながらに、陰々としてい、滅々としていた。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
一本の旗には「諸行無常」、一本には「是生滅法」、一本には「皆滅々己」、今一本には何とか書いてある。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
その世界は生々滅々、変々化々してやまざるをもって、これを生滅界と申します。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
この提灯によりて照らせば、人の死後の霊魂は一時眠息の状態に入るのみならず、さらに復活再起して、何回となく無数の世界にその作用を現じ、生々滅々滅々生々、実に窮まりなきことが分かります。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
肩は寒そうに骨立ち、ぼんのくぼの毛は抜け上ってサンバラになり、影うすく膝に手を置いてションボリと俯向いているようすというものは実にどうも陰々滅々
久生十蘭 魔都 青空文庫
あちらからも此方からも湧き立つような景気のいい太鼓の音がきこえて来るのだが、この座敷ばかりは陰々滅々、無言のままで差しつおさえつしながら探り合うように互いに顔を偸み視る。
久生十蘭 魔都 青空文庫
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