でっぷりした
でっぷりした
形容詞-語幹
標準
stout
文例 · 用例
老先生と若先生と二人で患家を引受けていたが、老先生の方はでっぷりした上品な白髪のお茶人で、父の茶の湯の友達であった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
何為か、その上、幼い記憶に怨恨があるような心持が、一目見ると直ぐにむらむらと起ったから――この時黄色い、でっぷりした眉のない顔を上げて、じろりと額で見上げたのを、織次は屹と唯一目。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
」 多津吉は、盥のごとき鉄鉢を片手に、片手を雲に印象した、銅像の大きな顔の、でっぷりした頤の真下に、屹と瞳を昂げて言った。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
――と才発けた商人風のと、でっぷりした金の入歯の、土地の物持とも思われる奴の話したのが、風説の中でも耳に付いた。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
それからまたキャベツと時計との間には一つずつ、でっぷりした腹の、小さな磁器の人形があって、その腹のまん中にある大きな円い穴からのぞくと、懐中時計の文字板が見える。
— THE DIVIL IN THE BELFRY 『鐘塔の悪魔』 青空文庫
引き廻しを見たものの話を聞きますと、でっぷりした、愛嬌のある男だそうで、その時は紺の越後縮の帷子に、下へは白練の単衣を着ていたと申しますが、とんと先生のお書きになるものの中へでも出て来そうじゃございませんか。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
「どうしてでありましょうか」 とヨハンはでっぷりした腹部を揺りつつ、赧顔をなおからからと笑わせて一人先に橋を渡っていくのだった。
— 横光利一 『罌粟の中』 青空文庫
何んだって人に突当りゃがった」 この寒空に薄汚い半纏一枚の赤ら顔のでっぷりした労働者風の男が、継の当った股引を穿いた足許もよろ/\と、先ず百円見当の月給取らしい小柄な洋服男の上衣を掴んで呶鳴った。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
でっぷりした体格だが、動きは意外と素早かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
サンタクロースはでっぷりしたお腹を揺らしながら笑った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
でっぷりした熊が森の中をゆっくりと歩いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash