恥ずかしげもなく
はずかしげもなく
表現副詞
標準
brazenly
文例 · 用例
恥ずかしげもなく、芝居がかった形容詞を並べたて、いったい、何をそんなに、いきまいているのですか?
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
討死と覚悟きめて、母のたった一つの形見の古い古い半襟を恥ずかしげもなく掛けて店に出るほど、そんなにも、せっぱつまって、そこへ須々木乙彦が、あらわれた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
浅薄な知識をもって、あるいは井の中の蛙的な概念をもって、恥ずかしげもなく、低級な技巧を得意気にひけらかすなど、無自覚、無反省な料理をもって日本料理と為すなど、従来の誤った日本料理なるものに大いに覚醒をうながし、大いに鉄槌を加え、そこに、はっきりとした見識を養成しなければならないのである。
— ――新雇いの料理人を前にして―― 『日本料理の要点』 青空文庫
目下は食物も料理も食器も、日本と同じように堕落してしまい、よく恥ずかしげもなく平ちゃらで、バカな真似してられるものだと思われてならない。
— 北大路魯山人 『美食と人生』 青空文庫
あんな安易な、ばかばかしく滑稽な狂気を、恥ずかしげもなく「愛」と呼んで、その中に自分を解消する彼の幸福な才能、すくなくとも、あんなに簡単に、いい気に、「愛」を信じ、その中で幸福になっていられるという能力、これが許せない。
— 山川方夫 『軍国歌謡集』 青空文庫
Kが初め彼女を見たときは、きまってベッドにはいっており、いつもそこにまったく恥ずかしげもなく横になり、分冊の小説本を読むのをつねとしていて、検事とKとの談話などは気にもかけなかった。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
快活な太った一人の老尼が、腕に二つの大きな籠をさげて市場を回り、神様のことを語りながら、恥ずかしげもなく野菜の寄進を求めていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
しかしおれが、おまえに対して恥ずかしげもなく、かえって得意になっているなどと、あきれないでおくれよ」「兄さんは僕が赤い顔をしたので、そんなことを言うんでしょう」と、急にアリョーシャが聞きとがめた。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
作例 · 標準
彼は恥ずかしげもなく、自分の手柄を自慢し始めた。
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間違ったことをしたのに、彼女は恥ずかしげもなく開き直っていた。
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公共の場で恥ずかしげもなく大声で話すのは、周りの迷惑だ。
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