恐悦
きょうえつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
delight
文例 · 用例
時次郎手を支えて、「恐悦に存じまする。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
一晩御帰邸相成りませぬで一統の者の心痛いかばかり、まずは御安泰にて恐悦に存じまする。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「あれ、矢張り恐悦して居ら、何うかしてるんぢやねえかい。
— 泉鏡太郎 『鑑定』 青空文庫
」 と、枕だけ刎ねた寝床の前で、盆の上ながらその女中――お澄――に酌をしてもらって、怪しからず恐悦している。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
人から軽蔑せられても、かえってそれを敬意か愛情と勘違い恐悦がったりして五、六年|経って一夜ふっとその軽蔑だった事に気附いて、畜生!
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
」と言う者もあり、一座はいよいよ明るくにぎやかになり、原田は大恐悦で、鬚の端の酒の雫を押し拭い、「しかし、しばらく振りで小判十両、てのひらに載せてみると、これでなかなか重いものでございます。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」「いや、どうも、」と私は内心、恐悦の念禁じ難く、「日本人は口が悪いですからね。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
」助七は、それでも、恐悦であった。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
作例 · 標準
「身に余る光栄を授かり、恐悦に存じます」と、新社長は就任の挨拶を締めくくった。
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閣下の多大なるご支援を賜り、一同、恐悦の至りでございます。
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プロジェクトの成功を無事にご報告でき、恐悦至極に存じます。
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