雪譜
せっぷ
名詞
標準
文例 · 用例
私は北越雪譜の挿画の中にある盲人が窓から落て来ていた絵のことを話そうと思っていたが、その盲人のことを思いだしたので、気もちが重くるしくなってもうそれを話す気はなかった。
— 田中貢太郎 『雪の夜の怪』 青空文庫
適「北越雪譜」を読んでゐたら、著者鈴木|牧之が苗場山へ登つた記事がでてゐた。
— 坂口安吾 『日本の山と文学』 青空文庫
(雪譜並に信濃奇勝等)三 「ケット」の語義「ケット」今は「穴藤」または「結東」などと書く。
— 喜田貞吉 『「ケット」と「マット」』 青空文庫
これは、随筆北越雪譜の著者南魚沼郡塩沢の里長鈴木牧之から庚辰三月二十五日に伝聞した実況で、牧之は村政や筆硯多忙のために、雪譜中へ闘牛記を収めることができなかったから自分が代わって八犬伝中に記したのだ。
— 佐藤垢石 『越後の闘牛』 青空文庫
この新聞記事で思い出したのは、鈴木牧之の『北越雪譜』にある雪男の話である。
— 中谷宇吉郎 『雪男』 青空文庫
牧之は生涯を雪国に送った市井の達人で、雪国の生活や人々の話を、折にふれて書き集め『北越雪譜』七巻を遺した。
— 中谷宇吉郎 『雪男』 青空文庫
苗場山を始めて世に紹介したのは、恐らく『北越雪譜』の著者といわれている鈴木|牧之であろう。
— 木暮理太郎 『三国山と苗場山』 青空文庫
狼のことを書いた記事は遠く奈良朝の昔から、近く明治維新頃に至るまで少なからず存するに拘らず、大抵の場合一頭限りで、稀に二頭のこともあるが群をなしていたことなどは、『北越雪譜』の記事の外にはまだ見当らない。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫