雪加
せっか異読 セッカ
名詞
標準
zitting cisticola (Cisticola juncidis)
文例 · 用例
それでは、せっかくのゲシュタルトも、なんにもなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
けれども、大隅君には友人も少いし、いまはもう私が引受けなければ、せっかくの縁談もふいになってしまうにきまっているし、とにかく私は北京の大隅君に手紙を出した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
そしてせっかく風呂に入って軽くなった心を腐らしてしまうのであった。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
気立ての優しいよい娘であったが、可哀相にお袋が邪慳で、せっかく夫婦仲のよかった養子を離縁した。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
浅草へ行く積りであったがせっかく根岸で味おうた清閑の情を軽業の太鼓|御賽銭の音に汚すが厭になったから山下まで来ると急いで鉄道馬車に飛乗って京橋まで窮屈な目にあって、向うに坐った金縁眼鏡隣に坐った禿頭の行商と欠伸の掛け合いで帰って来たら大通りの時計台が六時を打った。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
今度二十五周年記念号を出すので何か書くようとの懇篤な御すすめがありましたので何かと考えてみましたが右様の次第でありますからほとんど何も申上げる材料はないのでありますが、せっかくの御すすめでありますから、ただほんの少しばかり思い付いたことを申上げたいと思います。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
せっかく腕は立派でも、衣食に追われて画くようでは、よい絵は出来ず、第一絵に気品がなくなる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
せっかく一身を立てさせようと思えばこそ、祖先伝来の田地を減らしてまで学資を給してくれた父を、まあ失望させたような有様で、草深い田舎にこの年まで燻ぶらせているかと思うと、何となく悲しい心持になってしまうのだ。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
作例 · 標準
農作物の生育を助けるために、畑に石灰を撒きました。
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石灰は、建築材料や工業原料として幅広く利用されています。
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「この壁、なんか白っぽいけど、石灰で塗られてるのかな?」
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