許多
きょた
名詞
標準
文例 · 用例
舅姑、知らぬ客許多あり。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
一貫の説を聞くことによって、言下にその実心を会得することが出来、体認することが出来て、即座にまるで家屋の床に散らばる穴銭を、一條の縄で全て貫通して纏めるように、日頃の許多の工夫、許多の事様を皆この実心によって修得する。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
」と云うように説き、また「忠は即ち一、恕は即ち貫、この忠有れば即ち許多の恕を放出する」というように説かれると、理屈は解るが本文に対しての理解は遠くなる。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
髑髏は髑髏と接して壁を成し、壁はその並びざまにて許多の小龕に分れたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
山中の水を羅馬の市に導くなる、許多の筧の數をば、はじめこそ讀み見むとしつれ、幾程もあらぬに、倦みて思ひとゞまりつ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
そのめぐりには、許多の小龕並びたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
斯く辭ふほどに、傍なる細道の方に、許多の人の笑ふ聲、喝采する聲いと賑はしく聞えたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
詩人も樂人も、只管觀客をして絶倒せしめ、兼ねて許多の俳優に喝采を博する機會を與へんことを勉めたるなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫