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常ならず

つねならず
副詞
1
標準
unusually
文例 · 用例
下 魚津より三日市、浦山、船見、泊など、沿岸の諸駅を過ぎて、越中越後の境なる関という村を望むまで、陰晴すこぶる常ならず
泉鏡花 取舵 青空文庫
空模樣は、その癖、星が晃々して、澄切つて居ながら、風は尋常ならず亂れて、時々むく/\と古綿を積んだ灰色の雲が湧上る。
泉鏡花 夜釣 青空文庫
晴れた空も梢のあたりは尋常ならず、木精の気勢暗々として中空を籠めて、星の色も物凄い。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
お雪は瞻って、吻と息を吐いて、また腰を懸けて、黙って見ていた、目を上げて、そと男の顔を透かしながら、腰を捻じて、斜に身を寄せて、件の団扇を、触らぬように、男の胸の辺りへ出して、「可愛いでしょう、」といった声も尋常ならず
泉鏡花 黒百合 青空文庫
」「…………」島野は目の色も尋常ならず、尖った鼻を横に向けて、ふんと呼吸をしたばかり。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
お兼は尋常ならず声を揚げて、「滝さん、おい、ちょいと、滝さん。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
空模様は、その癖、星が晃々して、澄切つて居ながら、風は尋常ならず乱れて、時々むく/\と古綿を積んだ灰色の雲が湧上がる。
泉鏡花 夜釣 青空文庫
勿論、外形に現れても何も審しい點はないが、少しく私の眼に異樣に覺えたのは、總噸數一千|噸位にしては其構造の餘りに堅固らしいのと、また其甲板の下部には數門の大砲等の搭載て居るのではあるまいか、其船脚は尋常ならず深く沈んで見える。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
今年の夏は常ならず暑く、熱中症患者が急増した。
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彼女の表情は常ならず真剣で、何か深刻な問題が起きたと察した。
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常ならず静かな夜で、かえって不気味に感じた。
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常ならず(つねならず) — 幻辞.com