踊り狂う
おどりくるう
動詞-五段-ウ行
標準
to dance in ecstasy
文例 · 用例
ジャズも客観的に鑑賞するものではなくて、自分で踊り狂うと同価値の活動そのものだからである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
弓子があっという間にホールを出て行ってしまうと、小郷は軽い当身をくらったような、すかされた気持になったが、すぐまた背中をむき出しにしたダンサーをつかまえて、踊り狂うて行った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
二人は篝火のまわりに踊り狂う村人達の目を避け手を携えて間道から浜に出ると、先程繋いでおいた独木舟に乗り、夜の海に浮かび出た。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
そうして、掌で以て胸や腕のあたりを叩いてパンパンという烈しい音を立て、腰をひねり奇声を発しつつ、多分に性的な身振を交えて踊り狂うのである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
夜五|更になれば変化出て踊り狂う。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
一緒になつて踊り狂うた茂作爺は、それでも獨り舟に寐に行つた。
— 若山牧水 『水郷めぐり』 青空文庫
見物してならぬと言うなら、遊山致してつかわそうぞ」 あちらへのそり、こちらへのそり、ウチワ太鼓、踊り狂ういやちこき善男善女の間を縫いながら、逃げのびた女やいずこぞとしきりに行方を求めました。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
物すさまじい光景の中、幕府の権勢を空しゅうし、踊り狂う天狗舞い!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
例句