麻紙
まし
名詞頻度ランク #42 · 青空 12 例
標準
hemp paper
文例 · 用例
同時に私は放庵はあの不思議な紙「放庵麻紙」ともあつさりと袂別して、彼のあらゆる規律と、形式とからの解放と自由とをもつて、真のなまなましい人間放庵の仕事をみせて欲しいやうにも思ふ。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
放庵麻紙を捨てよ、といふ私の忠告は色々の正統な解釈と、誤解とを生むかも知れない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
お身さまも何か叱られたか、睨まれたか」と、彼に膝枕をかしていた女が、薄い麻紙で口紅をぬぐいながら訊いた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
第二に東漢時代から已に麻紙、穀紙、網紙の區別があつた。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
すると網紙は勿論、麻紙もたとひ純粹の襤褸紙でなくても、その主要成分は熟纖維(Textile Fibres)であつたと想像される。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
死んだ外狩素心庵は小杉さんが水墨の仕事に麻紙を愛用するについて、一方その効果を認めながらも、一方その欠点を衝き、一頃小杉さんがよく破墨を麻紙のザラ目の紙面(つまりそこに抄き込まれた麻の繊維)につゝかけて、絵の「味」を出す手法を採つたことがある。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
十畳よりはやや狭い、窓一つだけある薄暗い部屋のまわりの壁に沿って、何千束とも知れぬ麻紙が厖大な量に積みあげられ、窓の下の経机の上に筆墨と青銅の油壺のついた油燈が出ている。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫
聖書の綱が性慾のコマを廻す原始人の礼儀は外界物に目も呉れないで目前のものだけを見ることでしただがだが現代文明が筆を生みました筆は外界物です現代人は目前のものに対するにその筆を用ひました発明して出来たものが不可なかつたのですだが好いとも言へますから――僕は筆を折りませうか?
— 中原中也 『迷つてゐます』 青空文庫
作例 · 標準
マザーズデーのセールで、カーネーションが飛ぶように売れていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
麻紙(まし、あさがみ)とは、麻繊維を原料とする紙のこと。
出典: 麻紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0