雨続き
あめつづき異読 あまつづき
名詞
標準
long spell of rain
文例 · 用例
雨続きだし、石段が辷るだの、お前さんたち、蛇が可恐いのといって、失礼した。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
なるだけ水の上の高い処を、と拾って畦を伝えば、雨続きで、がばがば崩れる、路を踏めば泥濘で辷る、乾いた処ちっともなし。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
どの部屋もひっそりと寝静まった夜更に、お増の耳は時々雨続きで水嵩の増した川の瀬音に駭かされた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
とう/\去年は五月から雨続きで、冬のやうに寒く、秋は大風大水があり、東北を始として全国の不作になつた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
まず降り立ったロサンゼルスで四日間を過ごしたが、新聞が大きく報じるほどのめずらしい連日の雨続きで、「カリフォルニアの青い空」がさっぱり拝めないのには肩透かしを食った。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
いつか雨続きの頃、主人は会があつて不在の晩、静かに本を読んでゐる内に夜が更けました。
— 小金井喜美子 『兄の帰朝』 青空文庫
いつか雨続きの頃、主人は会があって不在の晩、静かに本を読んでいる内に夜が更けました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
医師の推定では、死後十日以上というのだから、恐らく、彼が東京へ行くといって宿を出たその日に、身投げをしたのが、滝壺に沈んでいて、雨続きの増水の為に、やっとその日、宿の裏まで流れついたものであろう。
— 江戸川乱歩 『吸血鬼』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨続きについて考えている。
雨続きという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨続きの意味を理解している。
この文には雨続きが含まれている。