行方をくらます
ゆくえをくらます
表現動詞-五段-サ行
標準
to disappear
文例 · 用例
で、この虎狩の話というのは、前にも述べたように、趙が行方をくらます二年程前の正月、つまり私と趙とが、例の、目の切れの長く美しい小学校の時の副級長を忘れるともなく次第に忘れて行こうとしていた頃のことだ。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
又何時会社をおっぽり出して行方をくらますかもしれませんからな。
— 五幕七場 『女の一生』 青空文庫
この計理士は月末になると一週間ぐらゐ必ず行方をくらますのである。
— 坂口安吾 『ヒンセザレバドンス』 青空文庫
伊之吉より」 新十郎は一同を見まわして、「彼がどうしてこの置き手紙を残して行方をくらますに至ったと思いますか」「あんたが神の矢と面を盗んだからさ」 虎之介がいらだたしげに言った。
— その十七 狼大明神 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
天下の強豪との対局中に二時間ちかくも行方をくらますほどのずぶとさだから、平時に十日やそこいら行方をくらましてもフシギはないわけで、取越苦労をする方がバカだったかと野村は思った。
— 坂口安吾 『桂馬の幻想』 青空文庫
行方をくらます前に、道具屋をよんで、相当数の金目の物を売り払った。
— 坂口安吾 『影のない犯人』 青空文庫
彼は常に月末になると行方をくらます習慣で、自然僕が借金取の応待をせざるを得ぬ立場になる。
— 坂口安吾 『青い絨毯』 青空文庫
関さんくさつて、子供みたいに、家出をして、四五日行方をくらますなどといふ椿事である。
— 坂口安吾 『囲碁修業』 青空文庫
作例 · 標準
彼は借金を残したまま、ある日突然行方をくらましてしまった。
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証拠が見つかる前に、犯人は巧みに行方をくらました。
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「一体どこへ行方をくらましたんだ?」と、彼はいなくなった仲間を探した。
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