疣々
いぼいぼ
名詞
標準
warts
文例 · 用例
疣々打った鉄棒をさし荷いに、桶屋も籠屋も手伝ったろう。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
青蛙のような色で、疣々が立って、はあ、嘴が尖って、もずくのように毛が下った。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
それでも、ひしゃげた鉄瓶が、触れば周りの疣々がまだ温みかけたばかしである。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
奇異な赤い鶏頭、縁日物ながら血の如な鶏冠の疣々が怪しい迄日の光を吸ひつけて、じつと凝視めてゐる私の瞳を狂気さす。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
――またしきりに鳴く――蛙の皮の疣々のようでもあります。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
夫れは巨大な無数の蟇が其処を住家にして住んでいるからで、そう云えば本当に初夏の候になると、水草の蔭や浮藻の間に、疣々のある土色の蟇や、蒼白い腹を陽にさらして、数え切れない程の沢山の蟇が住んでいるのが、彼にも見えた。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
金井は年のころ四十ぐらゐ、疣々だらけの黒い四角な顔に度の強い近眼鏡をかけた、ずんぐりと背の低い男である。
— 神西清 『地獄』 青空文庫
面も馬面であり、紫ばンだ疣々だらけな皮膚に黄色いヒゲが唇の辺を巻いている。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
手の甲にできた疣々が、だんだん大きくなってきた。
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「お母さん、このザラザラ、疣々かな?」と子供が心配そうに尋ねた。
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昔話では、疣々を退治する不思議な薬草が登場することがある。
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鏡を見て、首筋にできた疣々を自分で確かめた。
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