水道の栓
すいどうのせん
名詞
標準
water spigot
文例 · 用例
――洗濯か何かする女中が水道の栓をあけっぱなしにしているのである。
— 種田山頭火 『物を大切にする心』 青空文庫
」閉めたばかりの水道の栓を、女中が立ちながら一つずつ開けるのを視て、たまらず詰るように言ったが、ついでにこの仔細も分かった。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
」庄造「お前は戦争に行ってから、単刀直入にものが言えるようになったな、以前は下を向いてぼそぼそ言うばかりだったが」庄平「そうですか」水道の栓に口をつけて、水をふくみ、うがいする。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
出来るだけ物音をたてないように用心しながら、彼はそっと水道の栓をねじって、左手の掌にべっとりついている生々しい血糊を丹念に洗い落した。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
だから一方が水道の栓を捻ると、一方が屈み難い腰を無理に屈めて水道の栓に噛りついた。
— 原民喜 『飯田橋駅』 青空文庫
ポンと卓子の縁を敲く、トタンに、何とも名状し難い、狸の難産の樣な、水道の栓から草鞋でも飛び出しさうな、――も少し適切に云ふと、隣家の豚が夏の眞中に感冒をひいた樣な奇響――敢て、響といふ――が、恐らく仔細に分析して見たら出損なつた咳の一種でゞもあらうか、彼の巨大なる喉佛の邊から鳴つた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
ポンと卓子の縁を敲く、トタンに、何とも名状し難い、狸の難産の様な、水道の栓から草鞋でも飛び出しさうな、も少し適切に云ふと、隣家の豚が夏の真中に感冒をひいた様な奇響――敢て、響といふ、――が、恐らく仔細に分析して見たら出損なつた咳の一種でゝもあらうか、彼の巨大なる喉仏の辺から鳴つた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
それを漬ける手伝いしていると、水道の栓から滝のように迸り出る水が流し許に溢れて、庭口の方まで流れて行った。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
作例 · 標準
「出かける前に、必ず水道の栓が閉まっているか確認してね」と母に言われた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
長期間家を空けるときは、元栓から水道の栓を閉めておくのが安心だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
蛇口が壊れて水が止まらなくなり、慌てて屋外にある水道の栓を探した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview