明くる年
あくるとし
名詞
標準
文例 · 用例
これでこの怪談は終ったが、ついでに付け加えて置きたいのは、その明くる年に桐畑と津の国屋とに二組の縁談の纒まったことであった。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
なんでもその明くる年のことと記憶している。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
その明くる年、李遇の一族は誅せられました。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
但し秦棣はその明くる年に突然病死した。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
明くる年の春は来た。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
さなきだにふだんからかよわいからだの女房は苦労の重荷に圧しつぶされて、その明くる年の春に気病みのようなふうで脆く死んでしまった。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
「父御はあの明くる年に死なれたそうな」と、彼は声を沈ませて言った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
「おお、御奉公に出た明くる年の春の末じゃ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫