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征野

せいや
名詞
1
標準
文例 · 用例
ここに召出されて、即刻、征野へいそいで行った轟天雷凌振の軍隊をみるに、その装備には驚目される。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
そして、自分はこれから、広宗の征野へ、旧師の軍を援けにおもむくから、幽州の城下へ帰ったら、どうか、その旨を、悪しからず太守へお伝えねがいたいと、伝言を頼んだ。
桃園の巻 三国志 青空文庫
張飛の暴言も薬になったとみえ、今度は丁寧に、「いやいや、あれなる檻車に押しこめてきた罪人は、先頃まで、広宗の征野にあって、官軍一方の将として、洛陽より派遣せられていた中郎将盧植でござる。
桃園の巻 三国志 青空文庫
この人はかつて、盧植をおとしいれた黄門左豊などと共に、監軍の勅使として、征野へ巡察に来たことがある。
桃園の巻 三国志 青空文庫
征野に立った息子の後を、ひとり留守している老いたる母にちがいなかった。
桃園の巻 三国志 青空文庫
一雲去れば一風生じ、征野に賊を掃い去れば、宮中の瑠璃殿裡に冠帯の魔魅や金釵の百鬼は跳梁して、内外いよいよ多事の折から、一夜の黒風に霊帝は崩ぜられてしまった。
桃園の巻 三国志 青空文庫
彼は黄匪討伐の征野から讒せられて、檻車で都へ送られ、一度は軍の裁廷で罪を宣せられたが、後、彼を陥し入れた左豊の失脚とともに、免されて再び中郎将の原職に復していたのである。
桃園の巻 三国志 青空文庫
それに、家郷を遠く離れて、はや征野の木々にも冬の訪れが見えだしたところへ――朔風にわかにふいて、中軍の将旗の旗竿が折れたりなどして、皆不吉な予感にとらわれています。
群星の巻 三国志 青空文庫