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水船

みずぶね
名詞
1
標準
water trough
文例 · 用例
「ちやつとおうめやせな、貴下、水船から汲むが可うすえ。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
さて通口に組違へて、角のない千兩箱を積重ねた留桶を、片手掴みで、水船から掬出しては、つかり加減な處を狙つて十杯ばかり立續けにざぶ/\と打ちまける。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
水船の喞筒押しに」 と、言った。
織田作之助 わが町 青空文庫
土間の隅に大きな水船があつて、綺麗な水がなみなみと湛へてある。
森鴎外 金貨 青空文庫
水船のある所の上に棚が弔つてあつて、そこにコツプが伏せてある。
森鴎外 金貨 青空文庫
けれども…………愛吉は、女房の藍微塵のを肩に掛けて、暗くなった戸外へ出たが、火の玉は、水船で消えもせず。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
君はこの物すごい無気味な衝動に駆り立てられながら、水船なりにも顛覆した船を裏返す努力に力を尽くした。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
自然の大叫喚‥‥そのまっただ中にたよりなくもみさいなまれる君たちの小さな水船‥‥やっぱりそれだけだった。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
作例 · 標準
農場の馬たちが、大きな水船に顔を突っ込んで水を飲んでいる。
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昔の街道沿いには、旅人や家畜が喉を潤すための石造りの水船が残されている。
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鳥たちが水船の縁に止まって、楽しそうに水浴びをしていた。
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2
標準
boat transporting water (esp. drinking water)
作例 · 標準
災害で水道が寸断された島へ、急遽、水船が出航し飲料水を届けた。
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この地域は水源が乏しく、定期的に水船で生活用水を運んでいる。
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昔は、大きな都市へ新鮮な水を運ぶために多くの水船が往来していた。
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3
標準
waterlogged boat
作例 · 標準
突然の嵐に遭遇し、船体が浸水して水船状態になってしまった。
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航行中に座礁した船は、次第に水船となり、ゆっくりと沈んでいった。
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老朽化した漁船は、わずかな衝撃で浸水し、すぐに水船と化してしまうだろう。
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4
標準
coffin
作例 · 標準
亡くなった祖父は、「人生の終わりは、静かに水船に乗るようなものだ」と語っていた。
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古い文学作品には、死者を葬る箱を水船と表現する詩的な記述が見られる。
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彼は、自身の最後の旅路を水船に例え、静かに受け入れていた。
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