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凸面

とつめん
名詞名詞-の形容詞
1
標準
convex surface
文例 · 用例
その立体構成面の威嚇的偉大さを、駭くべき簡単なる曲線で、統整して、しかも委曲に至っては、富士で謂うところの八百八谷の線から、おのずと発生する凹凸面の、複雑なる入り乱れのために、眼もあやになることを如何ともしがたい。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
島崎先生が、新小説で新進作家号を出すから何か書いて見ないかといふことを伝へられ、私は、「凸面鏡」といふ十五六枚のものを出して貰つた。
牧野信一 貧しき文学的経験(文壇へ出るまで) 青空文庫
その次には、島崎先生から、「新小説」が新進作家号を出すから、それに何か書いて見ないかといふおはなしで、「凸面鏡」と云ふ十五六枚のものを書いた。
牧野信一 あやふやなこと 青空文庫
それで、処女作を、一般的に発表したのは、「新小説」の方の「凸面鏡」なんですね。
牧野信一 あやふやなこと 青空文庫
水は井桁の上に凸面をなして、盛り上げたようになって、余ったのは四方へ流れ落ちるのである。
森鴎外 青空文庫
凸面をなして、盛り上げたようになっている水の上に投げた。
森鴎外 青空文庫
凸面をなして、盛り上げたようになっている泉の面に消えた。
森鴎外 青空文庫
その炭塊は他所から運ばれたものではないと見えて、すぐ傍らの炭壁の不規則な凹凸面には、いかにも落盤のように、炭塊を叩き落したらしい新らしい切口があり、路面には大小様々の炭塊が、屍体を取り巻くようにしてバラバラと崩落ちていた。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫