馬顔
うまがお
名詞
標準
文例 · 用例
宮奴が仰天した、馬顔の、痩せた、貧相な中年もので、かねて吶であった。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
富江の外に、校長の進藤、準訓導の森川、加藤の弟の慎次、農学校を卒業したといふ馬顔の沼田、それに巡廻に来た松山といふ巡査まで上込んで、大分話が賑つてゐた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
だいぶ手古摺っておったようだが」「そこへ、町人体に姿をやつした拙者らが、弥次馬顔に出かけていって、斬りあいを聞きつけて役人どもが、出かけてくるところだと言いふらしたら、かかりあいになるのを恐れて、そのまま逃げちっていった。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
「あッ」 平次と思いきや、いつの間に入れ替ったか、それは大きな馬顔。
— お局お六 『銭形平次捕物控』 青空文庫