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一本歯

いっぽんば
名詞
1
標準
tall geta with a single tooth
文例 · 用例
」――私は、祖母に手をひかれて行つた頃から、そこで屡々、大槍を曳き、一本歯の高下駄を穿いた天狗に出遇つた。
牧野信一 熱い風 青空文庫
私は、何うして突然、斯んな辻棲の合はぬことを云ひ出したのか、自分にもさつぱり訳が解らなかつたが、云ひ終へると、胸をひろげて、たゞ熱く、得体の知れない難し気な想ひに打たれながら、一本歯の高下駄でも穿いてゐる見たいな慣れぬ足どりで、漸く暮れかゝつた町へ降りて行つた。
牧野信一 熱い風 青空文庫
)の袖を翻へし、うらうらとする陽を突いて燦々と輝く大長刀を、杖に構へてがらんがらんと曳きながら一本歯の大高下駄を履き込んで、一歩は高く雲の峰を踏み越え、一歩は深く地なる悪魔を踏みにぢる概をもつて、のつしのつしと歩みを運ぶ大天狗が、神輿の行列の先頭に立つて、練り出すといふのが竜巻村の祭礼の風習である。
牧野信一 バラルダ物語 青空文庫
純白の髪を肩へたれ、純白の行衣を身にまとい、一尺ばかりの一本歯の下駄、そいつをはいた修験者で、環のついた鉄杖をつき、数間のかなたを人波を分け、悠々と歩いて行くのである。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
鉄杖を突くと片足をはね、一本歯の足駄高々と、ヒラリと飛んだは金目垣、さながら一匹の巨大な蛾だ。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
」というと一本歯、高足駄でグイと進んだが、「どだい考えが間違っていらあ、よく天草へいってくれ、空巣狙いはやめろってな!
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
城之介様の高足駄、一本歯の利器と来た日には、掻い撫での斧より役立つんだからなあ。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
はいている下駄は一本歯
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
作例 · 標準
修行僧が履いている一本歯の下駄は、バランス感覚を養うのに良いらしい。
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祭りの日に、子供たちが一本歯下駄を履いて楽しそうに歩いていた。
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一本歯下駄は、日本の伝統的な履物の一つだ。
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