苺畑
いちごばたけ
名詞
標準
文例 · 用例
小母さん、僕いつも苺畑に働いてるんだよ。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
私もその苺畑に働いてる一人なんだよ。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
種々の変遷の間、昔の裏の苺畑の話につれ、白と云う名は時々私共の口に上った。
— 宮本百合子 『犬のはじまり』 青空文庫
菜園と並んで、四角に区切られた苺畑が見え、その横には模型を見るように整然と組み合わされた葡萄棚が、梨の棚と向かい合って見事に立体的な調和を示していた。
— 北條民雄 『いのちの初夜』 青空文庫
碧梧桐君と余とが毎朝代り合って山手の苺畑に苺を摘みに行ってそれを病床に齎らすことなども欠くべからざる日課の一つであった。
— 高浜虚子 『子規居士と余』 青空文庫
判事の孫たちを背に乗せて歩いたり、芝草の上にころがしたり、厩の中庭の泉の方や、それよりずつと向うの牧草地や苺畑のある方へ、冒険的に歩いてゆく彼らの足許を見守つてやつたりした。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
冬日の光る苺畑を横ぎり、鶏小屋の前を通つて案内を乞うた。
— 蔵原伸二郎 『五月の雉』 青空文庫