活動性
かつどうせい
名詞
標準
文例 · 用例
このような自然の多様性と活動性とは、そうした環境の中に保育されて来た国民にいかなる影響を及ぼすであろうか、ということはあまり多言を費やさずとも明白なことであろう。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
私の活動性と反抗性とが私を懐疑から遠ざけている間に、さらに第三のものが私の心に生れて懐疑を退けようとした。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
私の活動性がいかに自己を忘れて外なるもの新しきものに向わせようとしても、私は私の裏に感ずる悩しい自我に対して全く無頓著であることができなかった。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
しかしながら私の自我は押し通されることを要求し、私の活動性は奮闘的であることを迫り、私の意志は反抗的であることを欲していたから、否定的、静退的を説くショーペンハウエルの哲学とは私は別れて行かねばならない運命をもっていた。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
ロックが精神の諸能力に歸したものに我々は自己活動性を與へねばならぬやうに思はれる。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
生活に対するちゃんとした態度や女らしさというものの表現も自分の働く職場の性質と結びあって、こういう具体的な内容と活動性をゆたかにしてゆくのが、明日の若い女性の逞しさでしょう。
— 宮本百合子 『ルポルタージュの読後感』 青空文庫
貴族の娘に生れ、そのほかの社会のすがすがしさや活動性を知る機会をもたないマリアは、退屈で消費的な貴族生活の中でともかく何か変化を求めている。
— 宮本百合子 『マリア・バシュキルツェフの日記』 青空文庫
アメリカの婦人の活動性ということは人々の常識にうちこまれているが人口比率で見れば、男六一・三に対して一七・七が女という割合なのである。
— ――明日の婦人へ―― 『新しい婦人の職場と任務』 青空文庫