目塗り
めぬり
名詞動詞-サ変
標準
sealing or plastering up
文例 · 用例
それからも雪は毎日降り続き、峠は幾重にもかさなっていて、前後の日数も覚えないくらいにようやく北国街道の今庄宿までたどり着いて見ると、町家は残らず土蔵へ目塗りがしてあり、人一人も残らず逃げ去っていた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
それから、手を鏝の代りにして、埃をかき寄せ、これで目塗りをして、からだを植えつけてしまうのだ。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
火事が起こると、品物を片端から防火の部分にかつぎ込み、窓を泥土で目塗りする。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
ぽんと、土蓋をして、粘土の目塗りをした上に、僅かな火口だけを開けておいた。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
」 と、郷左衛門はつよく頷いて、「作兵衛はいかがいたした」「竈の前につぐなんでおります」「そうか」 と、再びぞろぞろと裏へ来て見ると、炭焼の作兵衛は、その跫音にも気づかずに、三番竈の目塗りをしきりに弄っている様子なので、「こらっ、何をする?
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
目塗りを繕っているのでねえか」 と、不平そうに、反抗した。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
「目塗りは最前に充分いたした筈ではないか」「中のやつが暴れくさッたで、この通り、破れが来てしまったのじゃ」「げッ、それでは、息を吹ッ甦したのか」「そうらしいぞ。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
二挺ともにためぬり、定紋入りの屋敷駕籠なのでした。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
古い土蔵の扉の隙間に粘土で目塗りをして、中の穀物を湿気から守る処置を施した。
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壁の小さな亀裂から雨水が染み込まないように、防水材を使って丁寧に目塗りをする。
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かまどの口に蓋をして、周囲を泥で目塗りしてからじっくりと火を回していく。
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