山方
やまがた
名詞
標準
文例 · 用例
母の里|外目の空は雨雲の間青く潤ひ母の眼かとも山方は野町原町北の関その関越えて官軍は来し註、野町、原町もともに村の名。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
我に無し日はも夜も無し心ぐくただに思ふは子らが額髪事しありて君とこそ行け我どちは音|清々し響かひ行かむ (加藤武雄氏に)夜のほどろ疲れ帰りて力無し山方早く蝉の啼くもよ夜の田には蛙ころろぐ聴けよ聴けよあはれなるものは声ころろぎぬ師を売る者小原氏遂に告訴さる。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
風出でて山鳴ふかき日の暮は遥かに恋し海の汐鳴山上の黎明ひようひようと風吹きとほる山の秀は月かげ白し夜明けたらしも雪ふかき山の尾の上に啼く鶏の啼き応ふ鶏の声のしたしさ道のべの春きさらぎや多摩の山方、まだ寒き障子の内、人影の、手に織る機の、ていほろよ筬うつらしき。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
黒媛は天皇を山方というところへおつれ申しました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
あの車は白山の方へ向いて馳けて行ったから、何でも白山方面のものに相違ない。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
白山方面とすれば本郷の郵便局へ来んとも限らん。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
三日目に教員の一人を捕まえて君白山方面に美人がいるかなと尋ねて見たら、うむ沢山いる、あっちへ引越したまえと云った。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
吉辰に付、長女津山碧山方へ結納取替。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
山方(やまがた) 山方町 - 茨城県那珂郡にあった町。現在は常陸大宮市。 山方村 - 岡山県赤磐郡にあった村。現在は赤磐市。 山方 (常陸大宮市) - 茨城県常陸大宮市の地名。 山方 (津山市) - 岡山県津山市の地名。
出典: 山方 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0