縄手
なわて
名詞
標準
footpath between rice fields
文例 · 用例
あはは……」 その頃君勇は、「桔梗家へ行けば、鶴雄さんに会えるかも知れない」 と、呟きながら、縄手の通りを抜けて、四条通りの方へ歩いていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」「三條小路の旅宿池田屋惣兵衛方、及び縄手の旅宿四国屋重兵衛方に、長州人や諸浪士が集合して何やら不穏の企みをしてゐる」 京都市中見廻役として、治安の責任の一半を担つてゐる新撰組は、取り敢へず、黒谷なる京都守護職松平肥後守邸に、応急の措置を求むる為速報した。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
「局中手勢の者ばかりにて、右徒党のもの、三條小橋縄手に二ヶ所|屯致し居候処へ、二手に別れ、夜四つ時頃打入候処、一ヶ所は一人も居り申さず、一ヶ所は多数潜伏し居り、兼て覚悟の徒党故、手向ひ戦闘|一時余の間に御座候」 局中とは新撰組のことだ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
その中に、縄手から引返した土方歳三の一隊が加つて、こゝに稀代の大捕物陣が展開されたわけである。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
いづれも、その屍体は捕方の手に依つて、三條縄手の三縁寺境内へ運ばれて、棄てゝ置かれた。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
「貴公たちはこの噂をなんと思う」 こう云って一座の若者らを見渡したのは、鰻縄手に住む奥州浪人の岩下左内であった。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
追分から浅嘉町へ通ずる奥州街道の一部を、俗に鰻縄手という。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
鰻縄手から富士裏まではさのみの道程でもないから、往復の時間は知れたものであるが、まだ夜が更けたというほどでも無いので、例の怪しい声が聞えないのではないか。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時、遠くの山を眺めながら縄手の道をのんびりと散歩するのが日課だ。
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縄手道に沿って咲く彼岸花が、秋の訪れを鮮やかに告げている。
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自転車で縄手を通り抜けようとしたが、道幅が狭くて脱輪しそうになった。
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