高三
こうさん
名詞
標準
文例 · 用例
敬君の山口行を駅まで見送つて、それから買物たくさん、――菜葉、石油、煙草、ハガキ――此金高三十四銭也。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
五月十一日敬高三十歳にして歿す。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
六代西村東清信士は過去帳一本に「幼名五郎作|自義公拜領、十五歳|初御目見得、依願西村家相續|被仰付、眞志屋號拜領、高三百石被下置、俳名春局」と註してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
三 あくる日の午の刻すぎに、荏原権右衛門は高三河守|師冬の館をたずねた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
高武蔵守の娘、高三河守の妹を、氏も系図もない若侍にむざむざと呉れてやらりょうか。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
幡ヶ谷に住んでいた三好七郎と云う人の許へ、荻原高三郎と云う知人が避難して来て、一月ばかり厄介になっていて他へ移って往ったが、移って往く時、「大事の書類が入れてあるから、すまないが預っておいてもらいたい」 と云って、高さ三尺位の箱を置いて往ったので、三好の方ではそれを壁厨へ入れておいた。
— 田中貢太郎 『位牌と鼠』 青空文庫
領内利根吾妻勢多三郡百七十七箇村に検地を行い、元高三万石を十四万四千余石に改め、川役網役山手役井戸役窓役産毛役等(窓を一つ設くれば即ち課税し、出産すれば課税するの意)の雑役を設け終に婚礼にまで税を課するに至った。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
西丸詰め御書院番、役高三百俵というのである。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫