俯臥
俯臥
名詞
標準
文例 · 用例
死体は、そのほとんど右はずれに俯臥の姿勢で横たわり、右手は、背の方へ捻じ曲げたように甲を臀の上に置き、左手は寝台から垂れ下っていた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
土橋を渡ると、兩側は若松の並木、其|路傍の夏草の中に、汚い服裝をした一人の女乞食が俯臥に寢てゐて、傍には、生れて滿一年と經たぬ赤兒が、嗄れた聲を絞つて泣きながら、草の中を這※つてゐた。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
』と、絶え入りさうに言つて、又|俯臥した。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
土橋を渡ると、両側は若松の並木、其路傍の松蔭の夏草の中に、汚い服装をした一人の女乞食が俯臥に寝てゐて、傍には、生れて満一年と経たぬ赤児が、嗄れた声を絞つて泣きながら、草の中を這廻つてゐた。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
』と、絶え入りさうに言つて、又俯臥した。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
暫時、彼女は畳の上に俯臥に成っていた。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫
すると絹坊はブルブルと慄えたかと思うと、胸を押えて地面に俯臥した。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
と、十間ばかりの彼方に、正しく俯臥せに倒れている屍骸が認められた。
— 海野十三 『電気風呂の怪死事件』 青空文庫