他民族
たみんぞく
名詞
標準
文例 · 用例
インドなどは、支那なんかより、もっと古い文明のあった国なのですから、いま誰かひとり、民族の誇りに眼覚めて、他民族の圧迫に抗した文芸を試みていそうな気もするのですがね。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
帝国主義ブルジョアジーは、平時から、殖民地の××他民族の隷属、労働運動の抑圧政策をとる。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
数世代も続いた都を他民族に征服され、またそれが崩れると次の民族が交代するという肉体の死滅して来た累積層の中には、残るものはこのように頓狂なものばかりかと思って私は茫然とした。
— 横光利一 『北京と巴里(覚書)』 青空文庫
東洋の諸民族の中で、インド人はその古い宗教をもつ点で他民族の中に独自の地位にある。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
明治維新後、民族国家を完成しようとして、他民族を軽視する傾向を強めたことは否定できません。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
台湾、朝鮮、満州、支那に於て遺憾ながら他民族の心をつかみ得なかった最大原因は、ここにあることを深く反省するのが事変処理、昭和維新、東亜連盟結成の基礎条件であります。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
国家主義の時代から国家連合の時代を迎えた今日、民族問題は世界の大問題であり、日本民族も明治以来朝鮮、台湾、満州国に於て他民族との協同に於て殆んど例外なく失敗して来たった事を深く考え、皇道に基づき正しき道義観を確立せねばならぬ。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
他民族の心理は内地から出稼ぎに来た人々に簡単に理解せられない。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫