食鳥
しょくちょう
名詞
標準
文例 · 用例
旧約全書を研究して見ますといわゆるハンギングなる語は罪人の死体を釣るして野獣または肉食鳥の餌食とする意義と認められます。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
※の赤くなった、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのである。
— 芥川龍之介 『羅生門』 青空文庫
※の赤くなつた、肉食鳥のやうな、鋭い眼で見たのである。
— 芥川龍之介 『羅生門』 青空文庫
川蘆の蕭々として暮れぬ蚊食鳥蝙蝠の家脚くゞる蘆の風行けども行けども思うような蘆が見られないので引き返そうかと思ったが断行もしかねていた。
— 富田木歩 『小さな旅』 青空文庫
――火食鳥の卵が好きだつてさ。
— 長谷川時雨 『夏の夜』 青空文庫
――今に、南洋産火食鳥の卵の新鮮なのがありますと、銀座あたりで賣出すかも知れない。
— 長谷川時雨 『夏の夜』 青空文庫
世の常の女の顏と姿を被りながら、ある時は嘲る惡鬼のやうな、また忽ちにして腐肉を探す肉食鳥のやうな聲を發するあれは一體何物なのだらうか?
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
尚おその性質を検べて見ると元来が肉食鳥で、鷲や鳶の類に入っていて、獰悪であるけれど人によく懐くと書いてあった。
— 小川未明 『不思議な鳥』 青空文庫