京の都
きょうのみやこ
表現名詞
標準
Kyoto
文例 · 用例
この美しい京の都にも、春にそむいた家なき十万人の戦災者引揚者が流れて来ていることを、忘れないで下さい。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
京の都には海があるもんかの。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
――どれ、茶漬けの馳走にあずかりましょうかな」 宝蔵院漬けの茶漬けに味をしめた佐助は、その日の昼食を、奈良から一足飛びに飛んだ京の都、今出川畔、当時洛中に噂の高い、その名も富田無敵という男の道場で、したためた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
晩飯は同じく四条、元室町出仕の吉岡憲法の道場、翌日の朝飯は百万遍、舎利無二斎の道場と洛中の道場を一つ余さず食べつくした挙句、やがて京の都を今日(京)を限りに大坂へ現われた時に既にアバタの茶漬け侍の威名は、その醜いアバタ面の噂と共に、大坂中に鳴り響いていた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
前将軍の秀忠がおびただしい人数を連れて滞在しているところへ、新将軍の家光が更におびただしい同勢を具して乗り込んで来たのであるから、京の都は江戸の侍で埋められた。
— 岡本綺堂 『鳥辺山心中』 青空文庫
彼らは、お江戸日本橋をふり出してから、京の都へ落ちつくまで、東海道の五十三|次、どの宿でも、どこの宿場でも、ほんとうに失敗のし通しです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
八月の日の光は窓の外に満ちて、家々の屋根と緑葉とに映り輝いて、この東京の都を壮んに燃えるように見せた。
— 島崎藤村 『並木』 青空文庫
醍醐帝の延喜年間、西暦十世紀頃、京の都大路を、此那実際家、ゆとりのない心持の貴族が通って居たと思うと、或微笑を禁じ得ないではないか。
— 宮本百合子 『余録(一九二四年より)』 青空文庫
作例 · 標準
新緑の季節、古都の趣を残す京の都は、訪れる人々を魅了する。
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「やっぱり、京の都は何度来ても飽きないね。風情がある。」
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昔の貴族たちは、華やかな京の都での生活に憧れていたのだろう。
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この画は、夕暮れ時の静かな京の都の情景を描いている。
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